循環器検診 当院で対応可能な「循環器検診」です。検診の内容は以下のとおりです。 心電図 安静時心電図で心電図異常の有無を確認します。 胸部写真 心拡大(心臓が大きい)の有無や胸部異常陰影の有無を確認します。 心エコー 心機能(心臓は血液を送り出すポンプです。そのポンプの働き)を確認します。弁膜疾患の有無(弁膜の病気の有無)を確認します。心臓の拡大の有無や心室壁の肥大の有無(心筋症や高血圧性変化の有無)を確認します。明らかな血栓(脳梗塞の原因になりうる血の塊が心臓内にできることがあります)の有無を確認します。心エコーでこれらのことがわかります。 ホルター心電図 安静時心電図では見つけられない心電図の異常を長時間(24時間)心電図を記録することで発見する検査です。検査の日は入浴できませんが(体に電極を貼りつけるため)、入浴以外は普段通りの生活を送っていただきます。日常生活の動作で何か心電図の異常が出てこないかを確認します。 血圧脈波 両手と両足の血圧を測ることで、足の血管の動脈硬化や血流の悪いところがないかを確認します。 オプションとして、肺機能検査も受けていただけます。 当院は循環器科領域の検査機器が充実しております。これらの検査機器で「循環器検診」を組んでみました。保険外診療になりますが、 「将来生活習慣病が心配だ」という方、御両親や御兄弟に心臓疾患や高血圧などの方がいらして、 「検診を今後の健康な生活の指針にしたい」方は受診を御検討してみてはいかがでしょうか。御希望があれば、血液検査との組み合わせも可能です。 費用は、心電図・胸部写真・心エコー・ホルター心電図・血圧脈波の5種類の検査で35,000円です。 詳しくは当院まで御相談下さい。 余談ですが・・・ 米ニューヨーク州が「砂糖入り清涼飲料税」の導入を目指しているそうです。課税する理由は、甘い清涼飲料が肥満の人を増やし、 州政府の医療費も膨らませているから、だそうです。さらに、アメリカは糖尿病などの生活習慣病による医療費の問題があり、 予防医学的見地から考えた税金だそうです。健康と税金の話を結びつけるつもりはありませんが、生活習慣病と循環器疾患とは深いつながりがあります。 「検診」や「予防」という言葉は今後の医療のキーワードになるのではないでしょうか。